国土交通省は宅配ボックスに関する補助金を支給し、設置支援を行っている。そのうちの1事業である「子育てエコホーム支援事業」は4月より補助金申請の受け付けを開始した。複数ある支援事業のうち賃貸住宅に関連する同支援事業について取り上げる。管理会社に取材し、補助金活用の実情を探った。
今後申請の煩雑さ増す懸念も
子育てエコホーム 最大30万円支給
賃貸住宅における宅配ボックスの追加設置に活用できる補助金の申請がスタートした。管理会社からは提出資料の煩雑さを指摘する声も上がる。
国交省が支給する宅配ボックスの設置に関する補助金は全9事業に分かれる。そのうち、賃貸住宅で活用できる補助金事業は「子育てエコホーム支援事業」「防災・省エネまちづくり緊急促進事業」「住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業」の三つ。
その中でも、子育てエコホーム支援事業は、省エネルギー化性能設備を設置することで申請が可能になる。