14店舗で仲介業務効率化
賃貸会社向けVRシステムを開発するナーブ(東京都千代田区)は4月から大和ハウスグループの大和エステート(東京都江東区)が運営する仲介店舗にバーチャルリアリティ(VR)で物件内見と接客ができるシステムを導入していく。
仲介業務の効率化を図るものでVRの導入によって、店舗にいながら、複数の物件を内見することができる。
また退去予定の物件で内見ができない部屋や、時間帯や天気の影響を受けることなく内見が可能だ。
14店舗でVR内見ができるようになる。
専用アプリを利用し物件を撮影。
QRコード付きの物件チラシを作成する。
QRコードをゴーグル型のVR端末『CREWL(クルール)』で読み取り、覗き込むと映像が映し出される。
利用者の動きに連動し、室内を移動しながら周囲全方向の空間をリアルに閲覧できる仕組みだ。
仲介店舗では、入居希望者が気に入った部屋をVR内見することで物件の絞り込みができ、仲介業務の接客時間が短縮される見込みだ。
VR内見を導入する企業は増加している。
東急リバブル(東京都渋谷区)、大京穴吹不動産(同)、ニッショー(愛知県名古屋市)、ミサワ不動産(東京都新宿区)などが導入している。