LDKを広々使えるR壁の収納部屋がアクセント
2015年04月04日 | リノベーション
家具職人が手掛けたリノベーション物件が東京都立川市にある。
JR立川駅から徒歩15分、築30年のRC造マンション「石田ハイツ」だ。
2年空室だった3階の一室を改装した。
和室が2部屋あった2DKの間取りは、1LDK(46.11㎡)にした。
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家具工房木とり(東京都立川市)の山上一郎社長は、「心掛けたのはすっきりと広々した空間で、のんびり過ごせる空間づくり。そのためにLDKの一部にウォークインクローゼットを設けました」と話す。
このウォークインクローゼットは、角に丸みをもたせた壁が天井まで続いていて、内部は4畳ほどある。
「手持ちの家具をなるべく納められるようにしました」(山上社長)。
家具職人ならではの手を込めた建具や建材のこだわりも内見者を惹きつけた。
ドアは、アンティークガラスが入る山上社長お手製のものを取り付けている。
ドアや扉の取っ手の金物もアクセントになる部分はこだわった。
キッチンは、賃貸向けの規格品を新設したが、扉に白く塗装した板を取り付けてバリューアップ。
「扉は少しすすけた感じにペイントして味わいを出しています」(山上社長)。
白い漆喰の壁、パイン無垢材の床にドアの深緑色がシンプルにまとまっている。
色に加えて素材の質感がプラスされ魅力となっている。
家賃は6万9000円から9万5000円にアップ。
立川の築浅物件の相場と同等だが、入居者は部屋のテイストを気に入って入居を決めた。