約2万6000戸を管理する長栄(京都市)は、4年ぶりに開催された「2023 びわ湖大花火大会」に入居者2000人を招待し「ベルヴィ夏祭り」と題したイベントを実施した。
入居者2000人を招待
ベルヴィ夏祭りは、2013年より開催している入居者向けのイベントだ。新型コロナウイルス禍により3年間中止していたため、今回で8回目の開催となる。花火大会の観覧スペースを設け、抽選に当たった入居者が参加した。開催目的は大きく二つ。一つ目は、入居者とのコミュニケーションの機会を得るため。普段なかなか接することが少ない入居者と直接話すことでニーズを掴み、今後の空室対策に役立てている。二つ目は、入居者の孤立化を防ぐため。賃貸物件の入居者は町内会などに入る事例は少なく、周囲に知り合いがいないケースも多い。こうしたイベントを通じて入居者が、地域の催しにも参加できるようにする。