サカエアルミ(静岡県浜松市)が運営する内窓のオンラインショップ『カンタン内窓本舗』が好調だ。3~4月の販売数は前年同期比5割増の約120窓。5月も同様の売れ行きだった。年間販売数約1500窓を上回る勢いだ。
巣ごもりで防音需要拡大
「内窓は寒さや結露対策のイメージが強いため、ピークは秋から冬で暖かくなり始める3月以降は例年だと閑散期。今年はコロナ対策で人々が家で過ごす時間が増え、防音ニーズが高まっているようだ」と佐藤元社長は話す。
『カンタン内窓本舗』は、主に内窓をDIYで設置したいユーザー向けに内窓を販売している専門サイト。既存の窓の内側にもう1つの窓を設置する内窓は、壁に比べて断熱や防音の性能が低い窓の性能向上が期待できる。加えて、賃貸物件や分譲マンションでは居住者の裁量で窓の取り換えが難しいケースが多いため重宝されている。賃貸住宅向けの商材では、DIY用ではないが、壁に穴を開けずに設置できる『賃貸内窓』を開発済みで、特許も取得している。