ヤマモト地所、仲介から管理担当に業務移管

管理会社の入居率向上策

管理・仲介業|2023年08月21日

 高知県四万十市を商圏に賃貸管理を行うヤマモト地所(高知県四万十市)は、1年で管理を10戸増やし725戸とした(3月末時点)。7月14日時点での管理戸数は約770戸。

入居率99%に肉薄

 3月末時点での入居率は98.22%。6月末には98.9%にまで伸びている。直近3年間は97%以上をキープし続けている。入居率のKPIは特に設定していない。

ヤマモト地所の会社データ

 受託するオーナー数は47人で地主系が9割以上を占める。管理する物件はアパートと1棟マンションが半々だ。

 同社では、入居率向上に取り組む担当者を変更したことで成果が現れた。

 従来は賃貸仲介のスタッフが、入居率向上の取り組みとして、管理物件を優先的に案内していたが、4月からは賃貸管理のスタッフが担当するように変更した。現在は11人が賃貸管理に携わっているが、そのうちの1人が主に入居率向上施策に取り組んでいる。

 管理部担当者に入居率向上の取り組みを移管することで、スタッフの意識が変わったという。以前までは退去後に入居できるよう1日でも早く部屋を仕上げることのみを考えていたが、今では顧客ニーズに合った部屋づくりを意識するようになった。リフォームでは、物件の間取りや設備の変更、デザイン面の提案を行っている。加えて、自社で施工する場合には施工自体を丁寧に行ったり、掃除の際に隅々まで確認するなど細かい施策を積み上げていったという。結果として、管理物件の質自体が上がり、仲介スタッフも管理物件を自然と来店者に提案するようになったことで、入居率が向上。99%近くにまで入居率を伸ばした。

 山本祐司社長は「今後は空室期間の短縮を目指し、原状回復工事を早く終わらせるための取り組みを行っていきたい」とコメントした。

ヤマモト地所 山本祐司社長の写真

ヤマモト地所
高知県四万十市
山本祐司社長(48)

 

(2023年8月21日4面に掲載)

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