公益財団法人日本賃貸住宅管理協会(以下、日管協:東京都千代田区)は6日、新たな資格制度「賃貸住宅メンテナンス主任者認定制度(以下、メンテナンス主任者)」を創設し、講習の申し込みをスタートした。社員の取得を推進する管理会社も、既に出てきている。
現場・若手への取得を推進
建物管理知識問う
メンテナンス主任者は、賃貸住宅の建物管理に関わる知識を問う資格だ。オーナーや入居者からの設備に関する問い合わせで、適切な一次対応ができるようになることを目指す。受験対象者は、管理の現場担当者だけでなく、コールセンターのオペレーターなどを見込む。また、新人研修での活用も想定する。
日管協の塩見紀昭会長は「会長就任の所信表明で創設を目指していた資格を実現することができ、安心した」と話す。
メンテナンス主任者の受験を申し込むと、360ページ超に及ぶテキストが送付される。テキストと合わせて、約11時間分の講習動画を視聴することで受験勉強を行う。