オーナーとの直取引こだわる
甲信越・北陸エリアで1位を堅守したのはチンタイバンク(長野県塩尻市)。前回よりも2293戸伸ばし、2万5353戸とした。同社の商圏は長野県全域。年間の管理受託戸数は、1500〜1600戸増加を目標に掲げ、2000戸程度のペースで増やしてきた。長野県内で仲介店舗25店を展開し、リーシング力を強みにして、管理獲得につなげている。
小松稔社長は「年間2000戸管理を増やすには、店舗あたり月7戸、つまり月1棟獲得できれば達成できるので、数の力がついてきた。すべての源は集客力」と語る。
こだわるのは、オーナーとの直接取引。創業以来、ハウスメーカーがサブリースする物件の客付け以外、同業他社の物件は取り扱わないと決め、自社管理物件のリーシングを行う。管理物件の平均入居率は93.2%。結果的に管理受託につながっているという。管理戸数は2027年3月までに3万戸を目指す。