トワ・ピリエは北海道室蘭市を拠点に、札幌、千歳、登別、伊達と商圏を広げる。商圏人口の減少や高齢化に直面する中で、個人の営業力に頼らず「組織の仕組み」で成果を出す。同社の今後の展望について、谷口孔沢社長に聞いた。
個人ノルマ廃止で「チーム力」育む
5店舗を展開
トワ・ピリエは2008年の設立以来、不動産売買仲介、買い取り再販、賃貸管理、リフォームなどの事業を展開してきた。従業員数は27人で、年間約380件の売買仲介実績を誇る。現在、室蘭から、千歳、登別、伊達、札幌にかけて合計5 店舗を展開。そのうち4店舗は不動産売買フランチャイズチェーン(FC)「ハウスドゥ」の加盟店だ。
直近の26年4月期の売上高は約6億円で、売上高の3割は売買仲介が占めている。
シニア住替え支援
同社の商圏である室蘭市は、古くから鉄鋼業で栄えた街であり、ピーク時の1970年には16万人を超えていた人口も、現在は8万人を下回る。高齢者は人口の約4割と非常に多く、全国的にも人口減や少子高齢化など、日本が将来直面するであろう課題が先駆けて顕在化している地域であると言える。
谷口社長は「課題がある場所にこそ、不動産会社が担うべき役割があると考えています」と語る。
同社がビジネスの柱の一つとして注力しているのが「シニア層の住み替え支援」である。これは家を売却する「不動産の流通」、「家財や動産の撤去」「次の住まいへの移行」という三つのプロセスを「三位一体」で提供するサービスだ。室蘭エリアではシニア層が札幌エリアに引っ越す案件が増えているという。





