高知県四万十市で911戸を管理するヤマモト地所(高知県四万十市)は、築古マンションをリブランディングし再生。入居率を約2割向上させ、家賃アップの効果も上げている。
建物全体をリブランディング
ヤマモト地所がリブランディングを行ったのは築30〜40年、30〜55戸のRC造マンション5棟だ。6〜10階建てと、非住宅物件を含めても最大級の建築物で、現地では知名度の高い物件だという。しかし、築古ということもあり、同社が管理を受託する前は入居率が7割程度と低迷していた。2016年に同社が管理を受託してから、順次各居室のリノベを開始。22年からは大規模修繕も始め、名称を「コーポ四万十」に統一した。25年2月末には大規模修繕は全工事を終える予定だ。
大規模修繕後の外観。彩度の低い色合いにしながらも2色使うことで他物件との差別化を図った
そのうちの1棟「コーポ四万十4号館」は5棟のうち最も規模の大きい、10階建て全55戸、築32年の物件だ。
素材にこだわり 暗い印象を解消
コーポ四万十4号館はデザイン性を付加した大規模修繕と一部住戸のリノベーションにより、入居率を約80%から100%にまで高めた。リブランディングは雨漏りが発生したことをきっかけに、スタートした。屋上は塩化ビニールの防水シートを施工し、外壁も費用対効果がよいとされるシリコン塗料で全面再塗装を実施。建物全体の防水性能を取り戻した。もともと白一色で、没個性的だった外壁はグレーとチャコールグレーの2色に塗り分けることで、周辺物件との差別化を図った。
居室内ビフォーアフター。以前は畳があったが、洋室へ変更した




