鍵操作を一本化
スマートロックの開発を行うビットキー(東京都中央区)は、同社の提供するアプリ「homehub(ホームハブ)」と、三菱地所(東京都千代田区)が提供するスマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」が、連携を開始したことを発表した。連携方法は、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)連携だ。これにより、HOMETACTのアプリ上からビットキーのスマートロックの操作が可能となる。
home hubは、入居者がスマートロックを解錠・施錠する際に利用するアプリだ。鍵管理をはじめ、内見予約システムや物件管理システムとの連携などができることから、管理会社で導入が進んできた。
一方、HOMETACTはアプリや音声で照明やエアコンなど複数メーカーのIoT機器を操作できるスマートホームサービス。新築、既築問わず25年11月末時点で40都道府県の不動産会社に採用され、集合住宅や戸建てに導入されている。
ビットキーのスマートロックを採用する物件において、HOMETACT対応のスマートホーム物件としてバリューアップしたいというニーズがあった際に「スマートホームのアプリと鍵のアプリが分かれてしまう」という問題が生じていた。今回の連携は、こうした現場の声を受けて実現した。
入居者は、日常の家電操作で使うHOMETACTアプリから玄関ドアの解錠・施錠が可能となり、アプリの使い分けが不要になる。初期設定や初めての鍵の開閉など、一部の手続きは従来どおりhomehubアプリで行うが、日々の利用はHOMETACTに集約される。
ビットキーの稲熊悠人執行役員は「二つのアプリが連携することで、入居者の利便性向上と物件の付加価値向上の双方を実現した」と話す。
home hubが、HOMETACTをはじめとするスマートホームサービスと連携することは今回が初めて。ビットキーでは今後、スマートホームサービスとのさらなる連携を図っていく。
また、homehub側からスマートホームサービスを操作できる仕組みづくりも視野に入れていく。鍵をハブとした住まいと各種サービスをつなぐ取り組みを強化していく考えだ。
(2025年12月15日7面に掲載)




