フィリックス、木造建築の工業化を推進

フィリックス

2026年06月18日

常滑市に完成した新工場

新工場完成で供給体制を強化

 木造アパートやガレージハウスなどの収益不動産開発を手がけるフィリックスは5月、愛知県常滑市に住宅部材の製造拠点である「常滑工場」を竣工した。同工場はフィリックスが独自開発した工業化・木造建設技術「FELIX工法7.0(セブンゼロ)」を全国に普及させるための基幹工場の役割を担う。

 同工法の最大の特徴は、建設工程の約70%を工場内で完結させる点にある。サッシや外装材、断熱材、電気配管をあらかじめ組み込んだ壁・床パネルのほか、階段ユニットやベランダ水勾配といった主要部材を工場で製造し、現場へ一括搬送することができる。

竣工式で挨拶をする水野秀則社長

竣工式で挨拶をする水野秀則社長

 これにより、現場での作業負担を大幅に軽減する。職人不足が深刻化する住宅建設現場において、工期短縮と品質の均一化を両立させる。同工法は2025年12月に建築工法の特許を取得済みで、専用のCADシステムの開発にも取り組んでいる。

 同工場は敷地内に3棟を構え、ゆくゆくは戸建て30坪換算で月40棟分の生産をする予定だ。工場内には全館空調を完備し、太陽光パネルによる再生可能エネルギーを活用している。

自動で材料を運び木材をプレカットに仕上げる機材

自動で材料を運び木材をプレカットに仕上げる機材

 同社は、すでに稼働している静岡県富士市の富士第一工場との両輪で、建築部材の供給を強化する。全国のビルダーや商社と連携し同工法の普及を加速させる方針だ。

 26年5月1日には常滑工場の竣工式が行われ、常滑市の伊藤辰矢市長のほか、取引先の金融機関や建設会社ら関係者が参加した。同社の水野秀則社長は、参加者に感謝を述べるとともに「建設会社でもあり製造メーカーでもある当社は、常滑市を起点に日本から世界へ木造住宅の工業化を普及・推進させる」と抱負を語った。

(2026年6月15日5面に掲載)

検索

アクセスランキング

  1. JICA/翔設計、エルサルバドルに「団地」

    独立行政法人国際協力機構,翔設計

  2. 原油高騰、賃貸住宅の工事直撃

    エヌ アセット,グローバル住研,グローバルセンター,三福 管理センター

  3. 平和不動産、駐車場をレンタルコンテナに

    平和不動産

  4. 社宅ビジネス協議会、研修会開催 繁忙期を振り返る

    一般社団法人社宅ビジネス協議会

  5. エム・ジェイホーム、自社ブランドを強化

    エム・ジェイホーム

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ