「御社に入社します。よろしくお願いします!」
面接を重ね、自社の魅力や価値観を丁寧に伝えきった末に聞くこの言葉は、採用担当者にとって何よりうれしい瞬間ですよね。しかし、数カ月後に突然の「内定辞退」の連絡を受け、頭を抱えた経験がある方も少なくないはずです。なぜ、あんなに熱意を持って入社を承諾してくれた学生が、心変わりしてしまうのでしょうか。
■「決めたはずなのに不安」という現代の若者のリアル
その答えのヒントは、データに隠されています。前回の記事でも触れた、2026年3月卒の学生約9万人のパーソナリティー調査を振り返ってみましょう。現代の学生の特徴として、「判断力」や「自分を奮い立たせる力」のスコアが全体的に低い傾向にあることがわかっています。
つまりこれは、就職という人生の大きな決断を下した直後から、「本当にこの会社でよかったのだろうか?」「自分はやっていけるのだろうか?」という、正解のない問いに対する不安に強く揺れ動きやすいということです。彼らにとって必要なのは、内定通知だけではありません。周囲の関わりや後押しによって、本人の入社の意思決定を確かなものにしていくプロセスが不可欠なのです。





