AIによるデータ分析や独自資格を創設
総合不動産業のクラスコ(石川県金沢市)は管理会社向けに、オーナーへの空室提案コンサルティングフランチャイズの全国展開を始めることを6日、明らかにした。サービス名は『満室の窓口』。
管理会社の悩みは、空室を埋められず、解約で管理戸数が減少することだ。だが、日々の業務が忙しく、オーナーへの提案資料の作成をする手間や時間が後回しになってしまいがちだ。
満室の窓口では、提案資料作成の手間削減、進捗の管理、社員教育までをワンパッケージにして提供していく。
サービスの柱は大きく3つ。AI(人工知能)、業務効率化のソフト、教育プログラムだ。
AIサービスでは、管理物件の分析から最も回収率の高いリフォームやリノベーションの提案が可能になる。例えば、設備をいくつか入力すると管理物件の中でどれくらいの賃料で貸せているのかをAIがデータ分析。現在と比較していくらの家賃上昇が見込めるかが分かる。設備導入コストから計算し、いくつかの条件付けから最も収益力の高いリフォーム提案ができるようになる。