兵庫県を中心に注文住宅の設計・施工を手掛けるLabo(ラボ:兵庫県明石市)は6月中旬より、外国人実習生のための集合住宅(社宅)を着工した。11月に完成を予定する。
ルームシェアで生活様式学ぶ
鋼板の溶接や加工、鋼材全般を扱う久商(兵庫県加古郡)からの建築依頼で、同社で働く主にベトナム人向けの社宅となる。所有・管理は全て同社が行う。建物は木造2階建ての12戸で、室内は3LDK。海外ではスタンダードとなるルームシェアの仕様としている。慣れない日本での生活に、入居者同士がサポートできるほか、光熱費など経済的負担の軽減にもつながる。1戸につき3人を想定しており、最大で36人の入居が可能。全員が外国人実習生に固定しているわけではなく、日本人でも希望があれば入居できるという。各戸ではプライべートルームを用意し、ダイニングキッチンや洗面所などの水回りは全て共用部となる。