新型コロナウイルスの影響で、民泊や簡易宿所の事業者は苦境に陥っている。今後、宿泊事業者はどのようにこの状況を乗り越えていけばいいのか。民泊・宿泊プラットフォームを運営し、独自ブランドで民泊運営代行も行う楽天LIFULL STAY(楽天ライフルステイ:東京都千代田区)の太田宗克社長に話を聞いた。
国内宿泊者数6月から回復基調
宿泊者は8割の大幅減、ビジネス向けは苦戦
新型コロナウイルス(以下、コロナ)の影響により、4~5月の宿泊客はともに8割以上の減少。民泊事業者は苦戦を強いられている。
そんな中でも前を向くのが楽天LIFULL STAYの太田社長だ。「コロナの影響下にあっても、マーケットは需要に合わせてポジティブに動いてくる。なくなったインバウンド需要を補う新たな国内需要が生まれている。悲観することはない」と訴える。
同社は、国内の民泊供給総数の約35%をカバーする『VacationSTAY(バケーションステイ)』を運営。国内最大級の宿泊・民泊マッチングサイトとして総登録件数4万5730件(7月6日時点)を誇る。