ライフネッツ不動産(鹿児島市)は9月1日付で、原口篤氏が2代目社長に就任した。設立9年で、管理戸数を1000戸近くにまで伸ばす成長企業だ。競合が多い鹿児島市という商圏で、会社の存在意義を考え抜く原口社長。2030年までに管理1500戸、新規出店を目指す。
従業員満足度優先の成長描く
売上の7割管理 5年で戸数4倍強
ー事業の柱を教えてください。
賃貸管理と賃貸仲介の2本柱で展開しています。25年7月期の売り上げは約1億円で、事業構成比は管理が7割、賃貸仲介が3割です。相談があれば売買仲介も行っています。10月末時点の管理戸数は914戸。祖業は賃貸仲介でしたが、20年ごろから管理受託を本格的に開始し、当時200戸程度だった管理戸数は約5年で900戸を突破しました。入居率が20〜30%の状態で受託した管理物件も多い中で、平均入居率は低い時で92%ほどです。エリア相場と比較して高いほうですが、95%を目指しています。従業員は5人で、正社員2人とアルバイトが3人。事務員は全員アルバイトで構成しており、72歳の物件巡回スタッフもいます。65歳以上の雇用は、新しいチャレンジでした。
卓上クロージング リーシング力武器
ー管理戸数増加のきっかけは。
私自身が不動産のオーナーであることが、結果的にライフネッツ不動産としての管理拡大に寄与しました。個人で5棟73戸を所有しています。個人の人脈から会社として管理委託を相談され、売買のタイミングや、既存の管理会社への不満をきっかけに受託を増やしていきました。
ー積極的な営業は行っていないのですね。
オーナーに対して実施した、新築マンションのコンサルティングも大きなきっかけになりました。21年と24年には、オーナーである私宛てに、建築会社から収益不動産の新築提案が来ました。結果的に、同案件を知り合いのオーナーに紹介。私はコンサルティングとして間に入り、管理を当社で受託しました。賃貸仲介を手がける立場として、適正な家賃設定の提案やリーシングの不安も払拭できるためです。コンサルティング料は受け取っていません。当社がコンサルティングした物件は、竣工前に満室にできていた実績から、24年は3棟88戸の新築を受託できました。




