高齢者向け住宅設備の展開を強化するパナソニック(大阪府門真市)と、「和楽久」ブランドでサービス付き高齢者向け住宅を展開するシスケア(東京都新宿区)が、協力関係を強化している。
パナソニックは和楽久を建てる建設会社に対して、高齢者向け住宅設備の供給体制を後押しする。
高齢者向け住宅設備の納入について、両社が協力関係を結び標準仕様化することで、建設会社が建物に合った商品を探すなどの手間が省ける。
シスケアは自ら施工は行わないが、「和楽久」に加盟する建設会社に、オーナー提案を委託している。住宅設備選択における建設会社の手間が軽減されることで、和楽久の提案が行いやすくなる。
一方、パナソニックは高齢者向け住宅商材の販売拡大につなげたい考えだ。
太陽ハウス(千葉県松戸市)が建設し、今年秋にオープンする「和楽久流山(仮)」が、このスキームを採用した第1号案件となる。