大和ハウス工業(大阪府大阪市)は、政府の節電要請期間である2012年7月2日から9月7日までの間、すべての電力会社管内の主な施設において、社内目標を達成したと発表した。社内目標は、関西電力管内で30%の節電、そのほかの電力会社管内で、政府要請値+5%の節電だった。特に深刻な電力不足が懸念されていた関西電力管内ではリチウムイオン蓄電池、646台を導入。政府の要請を大きく上回る一昨年比10%以上の、33・6%の削減を達成した。
同社は、今年4月から全国の事務所に可搬型リチウムイオン蓄電池1000台(2MWh分)を導入。さらにピークシフトの導入や、約1万2000台のLED照明配布など、消費電力の削減を行ってきた。さらに全国で行っている「デマンドの見える化」により、事務所全体で32・4%の削減を達した。