化粧品メーカー大手も賃貸事業に進出、拡大する。ポーラ・オルビスグループの不動産事業会社、ピーオーリアルエステート(東京都品川区)は、同社グループの旧横浜研究所跡地に、賃貸マンションを建設すると発表した。9月25日に着工し、2014年2月末に完成予定。敷地の高低差などを利用した地上6階、地下4階のユニークな構造で、全132戸の大規模物件となる。設計施工は清水建設、入居募集は東急リロケーション、管理は東急リロケーションサービスが行う。
ピーオーリアルエステートは、2010年7月に子育て支援型賃貸マンション「ブローテ大倉山」を建設し、「横浜市地域子育て応援マンション第一号」の認定を受けるなど地域貢献を兼ねた賃貸経営に力を入れている。認可保育所やキッズルーム等を併設した全97戸は、満室稼働中だ。
このたび新築する賃貸マンションも、共用部の充実を図り、入居者だけでなく周辺の住民も利用できる施設の誘致などを検討しているという。
敷地は、昭和39年からポーラ化成工業横浜研究所として利用されてきた約2700坪の土地。JR横浜駅から徒歩8分の好立地で横浜港や駅周辺を見渡せる高台に位置する。