エンバーク(東京都港区)は、災害情報も検索できる賃貸情報サイト「リビィ」を3月11日にリリースした。賃貸物件を探しているユーザーが、物件の災害リスクを知りたいときに効果的だ。リビィのサイト上から個別の物件詳細ページに入り、地図で知りたい災害リスクの項目をチェック。検索物件周辺の災害診断結果が地図上で段階別に色分けされ、簡単に確認することができる。
同社が事前に行った調査では賃貸物件への引っ越しを検討しているときに、「居住予定地の災害リスクが気になる」回答者は全体の8割近くを占めたという。住居周辺の災害リスクを調べると、情報が拡散しており、地域によってデータ形式が異なるため必要な情報収集に多くの時間や手間がかかる。同サイトによって、物件情報と災害リスクを同時に確認でき、ユーザーの手間を省けるようになった。対象は全国で、現在物件掲載数は7万〜8万件ほど。
「賃貸物件ごとに災害情報の確認ができるサイトは初めての試みです」と広報担当の朝倉みなみ氏は語る。