ジャックス(東京都渋谷区)は、東京都と公益財団法人東京都環境公社(以下、環境公社)が今年2月26日に公表した住宅用太陽光発電の新たな普及策、「屋根ぢから」ソーラープロジェクトの連携金融機関に選定された。選定を受けた金融機関はジャックス1社のみ。
これまで住宅用の太陽光発電は、補助金制度などを活用し飛躍的に導入が進んできた。都や環境公社は、補助金に代わる新たな普及策として低利なソーラーローンの提供を検討。割賦販売法に基づく加盟店調査や研修ができる金融機関を公募し、その結果、審査を経て、同社が選ばれたという。
ジャックスは1998年から業界に先駆けソーラーローンをスタート。2012年度の取り扱い高は1000億円を超える見込みで国内金融機関のなかではトップクラスの実績を持つ。
「屋根ぢから」プロジェクトの分割払い手数料率は実質年率1・95%(固定金利)。最長15年の180回払い。対象となるのは、賃貸住宅を含む住宅用太陽光発電システムの購入費および設置工事費用。環境公社が推奨するプランで、2014年3月末販売分までとする。