仲介・管理をおこなうエヌアセット(神奈川県川崎市)は5月から12月にかけて、専修大学が企画している「課題解決型インターンシップ」に参加する。空室対策について学生と共に企画を考え、年末に向けてアイデアを具現化していく。
「学生の斬新なアイデアを取り入れたい」という考えから参加を決めた同社。
今回学生と共に手がけるプロジェクトは、神奈川県川崎市に立つマンションのリノベーション企画だ。同マンションは4階建てで全62戸。単身者向けで、現在6戸の空室がある。
「入居者は30~40代の男性がメインです」と話す矢口奈未氏。
そこで、男性向けのリノベーションを想定し、内装のアイデアを提出するよう学生に課題を投げかけている。
学生の参加者は1~3年生の計8人。ミーティングは月1~2回を予定している。
10日には学生とともに空室物件を見学。マンションの周辺環境や内装を実際に目で確かめた。
学生からは「思ったより生活スペースが狭いため、収納付きベッドを置いてはどうか」「グラデーションの色彩を使ったクロスを張り、視覚的に広く感じさせる演出をしてみては」などの意見が上がったという。
今後は、現状分析からターゲット設定、募集方法の検討や仲介店舗への営業などを、学生と一緒に進めていく方針だ。