エスエストラスト(東京都八王子市)は11月16日、八王子駅前の大通りに新店舗をオープンした。縦4メートル、横11メートルにおよぶ「アパマンショップ」の巨大看板を掲げ、町行く人に存在感をアピールする作戦だ。
「当社のような集客ありきの仲介店は、インパクトがあれば効果がすぐに実感できます。ポータルサイトに広告費を費やすのではなく、地元に情報を発信し、地域住民の集客をはかっていきたいと考えています」(杉本浩司社長)
2階の窓を覆うほど大きな看板は、バスの乗客が大抵窓の外を見るという心理効果を利用した。大胆な集客対策の結果、1日当たりの来店者数は以前の2倍に増加したという。
店内に表示している物件紹介写真も大きさを重視している。A2あるいはA1サイズまで引き伸ばした写真を外観1枚、室内2、3枚ずつ掲示。物件の説明は「デザイナーズ、ネット環境整備済み」など短いフレーズが添えてあるだけで、写真で引きつけている。
アパマンショップ加盟店のなかでも成長著しいエスエストラストの昨年の年間賃貸仲介件数は1900件。新店舗開設を機に、来年の繁忙期はさらなる飛躍を目指す。