スターツ総合研究所(東京都中央区)が主催するスターツSEAネットワークは、スターツグループと参加企業経営者との距離を縮め、ビジネス上の接点を増やすことを目的に、「事業連携トップミーティング」を行っている。
スターツSEAネットワークは、116社、394店舗の不動産会社が参加するネットワーク。会員会社の有償管理戸数29万戸、オーナー数2万7000人をターゲットとした共同営業を推進している。ストック型の安定ビジネスといわれる賃貸管理業だが、長引く不況の影響から収益の伸び悩みや、新たなビジネス分野の不在に悩む経営者が少なくない。そんな経営者らの悩みに応えると共に、スターツグループとの連携を強化することを目的に、「事業連携トップミーティング」を開催している。
各回とも10社ほどの経営者が参加。本音を引き出すため、参加者の事業エリアが重複しないよう配慮している。
10月8日に開催された説明会には、台風18号が直撃するという大荒れの天気にもかかわらず首都圏から10社が参加。スターツCAM、スターツコーポレートサービス、スターツアメニティーから各社のビジネス・商品や成功事例を発表。質疑応答やディスカッションでは、具体的なビジネスの話題が次々と飛び出した。
「経営トップにご参加いただき、胸襟を開いて語り合えるように、少人数形式をとりました。本当に経営者にご参加いただけるか不安でしたが、ふたを開けてみれば悪天候の中皆さんご出席いただき、経営者の危機感の強さと期待の高さを実感しました」(井口理事長)
ミーティングの中で出てきた案件のうちいくつかは、現在も商談が進められているという。
SEAネットワークでは今後も、全国主要都市にてテーマを変えながら継続的にトップミーティングを開催して行く予定だ。