海外拠点11店舗に拡大
エイブル(東京都港区)は8月1日、中国深圳市に、エイブルネットワーク深圳店をオープンした。
海外拠点として11店舗になる。
地元で不動産事業を営む会社が、日本人駐在員の賃借仲介に力を入れたいということで、エイブルブランドでの新店立ち上げに至った。
深圳市は日系企業450社以上、日本人が2014年に5334人(外務省統計)が在住する。
メーカーやIT、サービス関連の企業が進出している。
香港に接しており、賃料が比較的安いため香港から深圳に支店を移転する企業もおり、ポテンシャルの高いエリアだという。
エイブルはネットワーク店の海外拠点拡大を進めている。
ネットワーク店で、日本企業が海外に進出するケースでは、リードグループ(愛知県名古屋市)の中国・上海店(2005年)、フィリピン・マニラ店(2013年)の2店舗がある。
今年に入ってからもセンデン(長野県松本市)がシンガポールに1店舗開設した。
今回の深圳店のように現地の不動産会社が日本人顧客獲得のために加盟するケースも広がりつつある。
今後はアジアを中心として拠点を増やし、将来は日本への留学生を送客する事業も進めていく予定だ。