穴吹建設(代表取締役社長/森田哲夫)は5月21日、戸建賃貸商品「ミュージアSOLO」の発売を開始すると発表した。同社が戸建賃貸商品を手がけるのが、同商品が初めて。
近年、持家にこだわらない積極賃貸派が増加傾向にあるが、居住空間の狭さや使い難さなどといった点で満足を得られない入居者も多く、戸建賃貸住宅の需要が高まっている。同社ではそうした需要を捉えるべく、2×4工法の連棟式のメゾネット商品「ミュージア」を展開していた。
しかし、「ミュージア」は狭小地に対応しづらく、また住戸面積が広いメゾネットタイプであるため比較的賃料を高く設定する必要があり、供給地域に限定されていた。同商品は19坪の狭小地から建設が可能であり、「ミュージア」の間取りを見直すことで家賃も低減することに成功。供給地域の拡大を目指す。
同商品は2LDKと3LDKの2タイプのプランを揃えている。
また、入居者需要の多様化に対応すべく、指詰防止サッシや防汚クロスなどが備えられている「子育て仕様」、ペット用の足洗い場やペット対応ドアがある「ペット共生仕様」、「エコキュート」節水トイレが付加されている「ECO仕様」など各種オプション仕様も用意されている。
価格は1棟780万円(19坪・2LDKタイプの場合)からとなっている。