コマーシャル・アールイー(東京都中央区)は5月6日、民事再生手続き開始を東京地裁に申し立てし、受理された。負債総額は150億円。同日、大阪証券取引所はジャスダックに上場していた同社の上場廃止を決定した。
サブプライムローン問題に端を発する金融危機をきっかけに、同社が開発・販売を手掛けていた事業系・住宅系不動産が販売不振に陥っていた。また、子会社のサブリース事業も苦しい状況が続いていた。
同社は1980年設立。物流不動産を中核とした管理・サブリース事業を展開し、近年は賃貸住宅の仲介・管理、投資用アパートの販売などを行っていた。今後はスポンサーを選定し、事業再建を図るという。
なお、子会社で運営している賃貸仲介店舗「ドッとあーる賃貸」は、事業を継続する。