消臭スプレーで爆発事故
その他|2019年01月11日
付帯商品に消費者の不信感高まる
12月16日午後8時半ごろ、アパマンショップリーシング北海道(北海道札幌市)が運営するアパマンショップ平岸駅前店(同)で爆発事故が発生した。
数十人がけがを負ったことに加え、店舗が入居していた建物は崩壊し、周囲の店舗やマンションでも窓ガラスが割れるなど被害は広範囲に及んだ。
地元の不動産会社によると2km先まで爆発音が聞こえたという。同店に合鍵を預けていた家主も困っているという。
爆発の原因は未使用の消臭抗菌スプレー120本を店舗内で一度に散布し、湯沸かし器をつけたことによる引火だ。
消臭抗菌スプレーは消費者が部屋を借りるときに仲介会社が販売している商品だ。
同店の店長が在庫処分をしていた。同社の佐藤大生社長は記者会見で、未使用のスプレーを大量に在庫処分した理由については調査中としながらも、入居者に消臭スプレーを販売し、散布する契約でありながら、散布していない在庫が含まれていたことを明かした。