パナソニックホームズ(大阪府豊中市)では、大阪府吹田市と摂津市にまたがる北大阪健康医療都市(以下、健都)の2街区(吹田市岸部新町)で、高齢者向け住宅の先導モデルの『patona(パトナ)吹田健都』が竣工。2月から本格稼働した。
初の自治体連携
超高齢化社会を見据えて健都が目指すのは、医療と介護を連携させた地域包括ケアシステムの具現化。その一環として、高齢者向けウェルネス住宅の整備・運営事業者が公募され、2017年に同社が選定を受けて同物件の設計・建設・運営を行う。同社として初の地方自治体との連携による高齢者向け住宅の事業展開となる。
吹田市が所有する約4000m2の事業用地を同社が50年の定期借用した立地で、地上7階建て。賃貸マンションやサービス付き高齢者向け住宅、小規模多機能型居宅介護事業所のほか、クリニックや保育所、病児・病後児保育、児童発達支援、ドラッグストア、調剤薬局などのテナントフロアを併設する。