三菱UFJリース(東京都千代田区)は、リフォーム工事用立替払い「たて替えジョーズ」の販売を開始した。
同商品は、分割支払い方式を用いたもの。通常のリフォーム時、発注者が施工会社に支払う工事代金を、三菱UFJリースが変わって一旦立替える。発注者は分割で同社に支払いをするという支払い委託契約となっている。
対象となるのは、トイレやバス・インターホン、エアコンなどの設備・機器。更に、通常は設備しか利用できないリース契約だが、内装や水廻り、外壁工事などの工事費用はファイナンスを用いているため、契約の対象となる。同サービスを活用することで、全ての工事費用を用意できない場合でも、申込から短期間で利用することができるのだ。
「もともと、給湯器や防犯カメラなど、設備ごとのリース展開は在り、黒子としては賃貸住宅に関わっていました。そんな中、オーナーの方から『リフォームでリース契約を利用できるのか』という問い合わせを直接いただく事が何度かあったのです。これが、リースと与信実績を生かしたファイナンスを組み合わせた『たて替えジョーズ』を生み出すきっかけになりました」(市場開発部 松田晴彦部長)
契約期間中は、支払い額が一定で、月々の負担額を事前に把握できるため、収支計画も立てやすい。また、買い替えの時期が分かり易いという利点もある。
審査手続きは、最短で申し込みから1日で回答。決算書などを用意する必要はない。リフォームする箇所によって、選択したり組み合わせを変えたりすることができる。それぞれに最適なリースプランを作ることが可能なのだ。
同パッケージは、リフォームへの障壁を下げることにつながる新しいサービスとなるだろう。