管理戸数200戸のジール不動産(東京都町田市)はペット飼育可物件を多く扱っている。退去後の消臭に注力することで、内見成約率と、入居者の満足度を高めている。3月に業務用の脱臭機を購入し、退去後の室内の消臭を自社で行えるようにした。これまで年間総額20万円をオーナー負担で、業者に消臭作業を委託してきたが、内製化によってオーナー負担を無くした。
管理物件の内見成約率高める
業務用の脱臭機は1万5000円で購入。1時間に5000mgのオゾンを発生し、20㎡の室内であれば5分で消臭が完了する。タバコ、ペットのふん尿、カビの臭いを消臭する効果があるため、喫煙者やペットを飼育している入居者が退去した後のクリーニング時に使用していく。
同社はペット飼育可の賃貸住宅の取り扱いが多い。ペット可住居を探す来店客が5割を占め、管理物件の1割にペットを飼育している入居者が住んでいる。入居者の退去後、クリーニングをしてもペットのふん尿の臭いが残ってしまうことがあった。ペットを飼っていなくても、タバコやお香の臭いが室内に残留することもあった。