管理戸数3600戸のエヌアセット(神奈川県川崎市)は4月10日、新型コロナウイルスの感染防止対策として、来店不要の部屋探しサービス『リモートレント』を開始した。テレビ通話やクラウドサービスを活用した仲介事業。鍵の受け渡しを除いて、内覧や入居の申し込み、重要事項説明、契約などほぼ全ての過程を非対面で行うことができる。
在宅での仲介業務が可能に
同社は室内を360度見渡すことができるVR内覧を推奨することで、営業担当と入居希望者が室内で密接する状況をつくらないようにしている。新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた3月上旬から1カ月かけて室内写真を撮りため、非接触で内覧ができる体制を準備してきた。現在、空室の自社管理物件と他社管理物件を合わせた約100戸でVR内覧が可能だ。