収益不動産の売買仲介、賃貸管理を手掛ける武蔵コーポレーション(東京都千代田区)は、データに基づく企業経営を推進している。2018年9月から、データを利用した業務支援サービスを提供するウイングアーク1st(ファースト:東京都港区)の『SPA Cloud(エスピーエークラウド)』を導入した。
作業時間を3分の1に削減
同システムは、OCRと文書管理機能を統合した文書データ活用のクラウドサービスだ。仲介会社から返送される請求書をOCRでデータ化した上、ルールに沿って振り分け格納する。また請求書に添付するQRコードで登録データと自動で照合するため内容のチェック作業を軽減させる。導入から約1年半で、広告料に関する請求処理の年間工数を185時間削減、修繕に関する請求書では1件の作業時間をこれまでの3分の1に短縮できたとしている。