小規模なリノベーションでは手を加えにくいユニットバスの「鏡」を、差別化の要素に仕立てたのは、遠方の投資物件の巡回代理サービス・報告ネットを運営する満室研究所(北海道札幌市)だ。単身者の入居を想定したアパートに、若者の生活習慣に合わせて大型の鏡を設置し、狙い通り若い単身者の入居を実現。
若い単身者に利便性をアピール
物件は、札幌市内の木造アパート。閑静な住宅街にあるが、似た設備のアパートが乱立している激戦区だという。
山岡清利所長は、ユニットバスを「最後の聖域」と位置付ける。リノベーションのコストを抑えようとすると、アクセントクロスなどが優先されがちで、浴室に手が加えられることはほとんどないからだ。