管理会社の保険事情
その他|2020年07月14日
賃貸仲介・管理会社の収益源の中で、比較的大きな割合を占めている付帯ビジネス。鍵交換代などさまざまな項目がある中で「保険手数料」は工夫次第で伸びしろを見込める重要事業の一つだろう。業容を維持・拡大していく上で、各社は保険代理ビジネスにどう向き合っているのか。各社の現状と今後を紹介したい。
東急少額短期保険、東急Gが賃貸向け少短に参入
東急不動産グループが賃貸住宅入居者向けの保険事業に参入した。2年前に立ち上げた東急少額短期保険(東京都渋谷区)が、賃貸住宅向けの少額短期保険『スマQhome(キューホーム)』を6月23日に発売。まずはグループ内で試験的に利用を促していく。
3年後に2万件目標
同商品の特徴は、管理会社が利用している物件管理システムと連携する点だ。保険契約にかかわる事務作業の大幅な削減を見込む。入居者がウェブで保険契約する際、賃貸借契約の情報が自動で転記されるため入力項目が減り、契約の電子化でペーパーレスにもなる。契約情報が連動していることで、保険契約の更新、解約忘れを防ぐことも可能だ。