一般的なワンルームマンションより広い物件である点を生かし、寝室を新たに設けたのはグリップ(横浜市)だ。同時に水まわりをリニューアルし、個性的なデザインを付与することで、リノベーションを実施していない部屋と比べて1万1000円高い家賃8万円で入居者を決めることができた。工事費は約350万円。
デザインで新築と差別化、家賃アップに
物件は、京急本線「子安」駅徒歩3分にある築28年のRC造11階建てマンション『ピュアシティ子安通』。部屋の中央に間仕切りが設けられ、5畳が2室の2Kという間取りになっていた。また、水まわりも3点ユニットで、賃貸物件としては競争力の低下は否めなかった。