大東建託(東京都港区)は、2×4工法の特長である耐力パネルを強度の高いパネルにはめ込んだネオフレーム工法を用いた賃貸アパートの新商品を販売開始した。
同社オリジナルのネオフレーム工法は、集成材が工場でプレカットされ現場での廃材を減らし、くぎを打つ位置があらかじめマーキングされ施工を向上させている。また、構造材の一部に国産材を使用するなど環境に配慮された工法だ。
その1つが2階建て賃貸アパート「サンレミNF ロジェ」。南欧の邸宅をモチーフにしたシングル、カップル向けの集合住宅だ。
各階のLDK部分の天井高を従来の商品に比べて20センチ高い2・6メートルに拡張。さらにオプションとして、勾配(こうばい)天井にすることも可能で開放感のある空間を演出することができる。
また、1、2階のすべての住戸の玄関を1階に配置し、2階の入居者は屋内の専用階段を利用して昇りプライバシーが確保されたスタイルになっている。
1階(35平方m)の間取りはLDKとマルチルーム。寝室や収納スペース、趣味の空間などライフスタイルに合わせてマルチルームは活用できる。また、室内に洗濯物が干せるなどプライバシー確保に優れたサンルームが設置されている。2階(43平方m)はLDKと洋室を続き間とした1LDKタイプ。ウオークインクローゼットを配備し、収納も十分にできる。
また、多雪寒冷地向けの集合住宅「モデッサNF リシェル」を同時に開発した。同じくネオフレーム工法を用い、全住戸に寒冷対策としてサンルームが設置されているのが特徴だ。
新商品には、幅1・8メートルのユニットキッチンや省エネ型エアコン、シンクの清掃に便利な伸長型シャワー水栓といった充実した設備が標準装備されており、オプションとしてオール電化の導入も可能だ。