岐阜市を中心に1815戸を管理するトップスペース(岐阜県岐阜市)は、7月1日から既存物件の空室で高齢者を対象に入居者募集を始めた。
募集に際し入居者に対して食事提供・身体介助・24時間見守り・訪問介護・訪問医療・ケアマネジャーの紹介・ヘルパーの紹介・ケアプランの作成など13項目の付加サービスを用意した。同社はそれぞれ個別のサービスを提供する専門会社と提携しラインナップを整えた。木村喜朗社長は「枠組みを整えるだけでそれぞれの付加サービスを当社が提供するわけではありません。当社はあくまで入居者募集と物件管理・契約事務という不動産業務に特化します」と話す。
居室内の高齢入居者向けリフォームに関しては、介護保険を利用できるためオーナーの費用負担をなくすことができる。入居希望者と契約までの間に希望する設備について打ち合わせを行うため、工事は契約後入居までの間に行う。
今回募集を開始したのは2棟。全36戸のうち空室だけを高齢者向けに募集する。同社では「高齢者サポート型住宅」と名付け、今後も対象物件を増やしていく計画だ。