あそしあ少額短期保険(東京都千代田区)は22日、家財保険で「ストーカー対策費用特約」の取り扱いを始めた。ストーカーの当事者に対して警察署などから警告・禁止命令などが発令された場合に、ストーカー対策に必要な費用を一定条件のもと、入居者に補償するサービスとなる。
ALSOKとの業務提携で実現
同サービスの新しい点は、民間警備サービスの利用費用を補償対象としていること。警備会社大手の綜合警備保障(ALSOK:東京都港区)と業務提携を交わし、最大12カ月の240万円を上限に警備サービスを提供する。
本間貫禎社長は「万が一危険が及べば民間警備サービスを比較的安価に受けられる。一人暮らしの不安が大きい女性に安心感を与えたい」と期待している。
同保険の提供窓口となる賃貸管理会社にとっても、管理物件の競争力を上げる一つの材料として使えそうだ。
補償内容は警備サービス以外にも、主に4つある。セキュリティ機器の利用料、緊急避難先として一時的にホテルなどに宿泊する費用、転居した際の引っ越し費用を補償するものなどがある。支払い限度額は補償内容によって異なる。
あそしあ少額短期保険
東京都千代田区
本間貫禎社長(50)
(2月22日2面に掲載)