不動産仲介店で、警察官OB・OGによる入居者トラブル対応サービスの販売が伸びている。サービスを提供するレジデンシャルペイメント(東京都中央区)は、24時間駆け付けサービスのライフイン24(東京都豊島区)、シード・コーポレーション(福岡市)、ジャパンベストレスキューシステム(愛知県名古屋市)、アクトコール(東京都新宿区)と提携し、既存商品の付加サービスとして有効契約数を8万件に伸ばした。2018年1月に『エイブル』の一部店舗で販売を開始し、20年7月には全店舗に拡大、21年1月からハウスコム(東京都港区)でも取り扱いが始まった。
エイブル、ハウスコムが取り扱い開始
サービスの内容は、騒音トラブル、ストーカー被害、不法侵入など、賃貸入居者に起こりうる対人トラブルを元警察官が対応するものだ。依頼の53%は騒音問題で、「入居者間のトラブルの大半は騒音をきっかけに起こっている。当事者同士で解決するのは難しく、連絡を受けた不動産会社の対応が遅れ深刻化するケースが多い」と本村能満社長は話す。