4万4000戸管理するアレップス(東京都千代田区)、賃貸仲介件数5万5000件のタウンハウジング(同)などから成るタウングループが、2020年のグループ連結利益において、過去最高を記録した。
初めての緊急事態宣言が発令された20年4~5月は、客足が若干鈍化した。6月以降、初期費用を抑えるキャンペーンや、成約者向けの抽選会を実施し、集客に成功した。夏以降は回復傾向にあり、来店数と成約数が例年を上回ったことで、減収分を取り戻した。
21年2月の学生の部屋探しについては、例年に比べ動きが鈍いという。現在オンライン接客に力を入れており、非対面で部屋探しをしたい人をくみ取る体制を整える。
同社では、従来からオンライン化を進めていたことで、コロナ禍で高まった非対面接客に対応できた点も奏功した。アレップス賃貸管理部・メンテナンス部の髙坂忠司取締役部長は、「今後5年間で管理戸数7万戸、仲介店舗300店舗の実現を目指す」と話している。
(3月15日2面に掲載)
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