学研ホールディングス(東京都品川区)は11月19日決算概況説明会を行い、2010年9月期は営業利益が前年同期比4倍にあたる18億1800万円に達したことを発表した。グループ内で高齢者福祉・子育て支援事業を行う学研ココファンは2期連続の黒字化を達成した。
学研グループでは、学研ココファンが行う幼稚園・保育園・こども園などの子育て支援事業と、高齢者専用住宅の運営・介護・配食事業などを、グループ全体の成長戦略事業として位置付けており、2015年までに高齢者向け事業で70拠点、子育て支援事業で20拠点を首都圏を中心に展開し、売上高100億円の基幹事業に育てたい考えだ。
学研ココファンホールディングスの小早川仁社長からは、2011年度中に高専賃、子育て世帯向けの賃貸住宅、介護事業所、学童・保育園、学習塾、クリニックなどを併設した新しい住まい環境の計画が進行中であることが発表された。