アパートの建築やリノベーション、空き家再生などを手がける和工房(愛知県半田市)は、空き家活用の新サービス「YAMOTASU(ヤモタス)」を18日に開始する。投資家が改修費用を負担したうえで空き家を借り上げ、賃貸住宅として運営するというビジネスモデルだ。家主の費用負担は0円。
投資家が借り上げ賃貸化
サービスの流れは、①投資家が閲覧できるサイト上に、オーナーから依頼があった物件の情報を公開②投資家が投資したい物件を選び改修費用を支払う③改修後に賃貸住宅として運用を開始。
戸建て住宅が対象で、改修費用は平均250万円程度を想定。着工から2~3カ月ほどで入居可能な状態に仕上げる。リーシング後は、改修にかかった費用に応じて、賃料の5~9割を投資家が、1~5割をオーナーが受け取る。借り上げの契約期間は13年。
まずは自身が所属している「成長する大家の会」をはじめとする各地の家主の会で投資家を集める計画だ。加えて、空き家の所有者に訴求するために9月から愛知県、岐阜県、三重県でテレビCMを放映する予定。
松久保正義社長は「自社の資金力に縛られずに手がける物件を増やせるモデル。3年後に年間1000件、6年後に年間1万件の利用を目指す」と意気込みを語る。
和工房
愛知県半田市
松久保正義社長(41)
(8月16日19面に掲載)
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