パナソニック、賃貸特化の家電サブスク開始

パナソニックくらし事業本部くらしアプライアンス社

商品|2022年02月02日

  • twitter

 パナソニックくらし事業本部くらしアプライアンス社(大阪府門真市)は、19日、賃貸住宅向けにサブスクリプション形式の家電レンタルサービス「noiful(ノイフル)」を開始した。従来の単品売り切りではなく、空間ソリューションをサブスクリプション形式で行うモデルで、賃貸住宅市場の開拓を図る。

 サービスは二つ。一つ目の「noiful ROOM(ルーム)」は、オーナーや管理会社の要望、対象となる物件の立地や賃料、入居ターゲットなどに応じて、設置する家電を選択しパッケージ化、サブスクリプション形式でレンタルする。例えば、高性能な調理家電や美容家電を選んでパッケージ化する、といった具合だ。

 月額は5000~2万円程度を想定している。家電の配送と設置、回収に加え、アフターサポートや修理・交換の費用は月額に含む。

 二つ目の「noiful LIFE(ライフ)」では、オーナーの要望や物件特性を踏まえて、リノベーションと家電、物件のマネジメントをセットで提供する。リノベについては、グループ会社と連携しながら実施する。物件マネジメントでは、仲介業務から管理業務まで一貫して対応する。

 noifulの事業目標は2024年に1万2000戸、25年に2万戸、30年に20万戸へのサービス提供。また、3~4年以内に営業利益50億円を目指す。まずは首都圏からサービス提供を始めるが、ニーズに応じて対象エリアを全国に広げていく。くらし事業本部くらしアプライアンス社の松下理一社長は「サブスクの台頭、『イエナカ』の充実、空き家の増加、家電廃棄という四つの市場環境・社会問題に対応すべく、パナソニックだからこそできるサービスとしてnoifulを立ち上げた」と話す。

(2022年1月31日1面に掲載)

おすすめ記事▶『UR 家具・家電レンタル開始』

検索

アクセスランキング

  1. 大手不動産会社で入社式

    レオパレス21,大東建託グループ,ハウスメイトパートナーズ,APAMAN(アパマン),常口アトム,武蔵コーポレーション,TAKUTO(タクト),三好不動産

  2. ビューン 大石隆行社長 電子書籍読み放題、13万戸に

    【企業研究vol.246】ビューン

  3. 戸建て賃貸強みに売上33億円【上場インタビュー】

    東日本地所

  4. 不動産業アワード、10社が受賞【クローズアップ】

    国土交通省

  5. セイワパーク 清家政彦社長 時間貸し駐車場1万2000車室

    【企業研究vol.245】セイワパーク

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ