少短保険のユニーク家財保険が好調

商品|2011年02月28日

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少額短期保険会社からユニークな家財保険が続々と登場している。FIS(東京都渋谷区、2月にフレックス少額短期保険から社名変更)では、不動産会社の業務を顧客の紹介・事務の取次に限定したBP(ビジネスパートナー)店制度という販売会社を採用している。不動産会社は代理店ではないため、少額短期保険募集人の資格は必要ない。昨年7月から本格的に事業を開始し、2月までに約120店のBP店を開拓した。

「3月末までに150店を目標にしていたので、ほぼ計画通り。不動産会社の反応が良く、資料送付・訪問した会社の18%強とBP店の契約を結べています」(向井順壯社長)

商品は通販方式をとる。BP店から紹介を受けた入居予定者が自分でPCまたは書面で保険申し込みの手続きをする。グループ会社のコールセンターで質問等に対応する。

消費者保護の流れを受けて保険代理店の法令遵守が重視される中、「規模が小さい会社でもコンプライアンスに対応しやすい制度」(向井社長)として提案していく。

家財保険は不動産会社を代理店とするのが一般的だが、直接消費者に訴求する販売方法も出てきている。ジャパン少額短期保険(東京都千代田区)は、家財保険「新住まいRoom保険」をインターネット上で通販している。基本的な販売ルートは他社と同様に不動産会社の代理店ルートだが、ネット上でもリスティング広告などで消費者をダイレクトに呼び込んでいる。月間100件程度商品の契約があり、「おおむね順調」(杉本尚士社長)という。

アイアル少額短期保険(東京都中央区)でも、水災・風災を補償対象から外した中高層階向けの家財保険商品を3月から販売開始する予定だ。

少額短期保険ならではのユニークな販売方法や商品の登場に今後も期待が高まっている。

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