アットホーム(東京都大田区)は、定期借家契約の物件数が前年度から34・6%増加していると発表した。同社の全国不動産情報ネットワークに登録された首都圏の居住用賃貸物件情報を元にした調査によると、定期借家契約の物件の割合は全体の3・4%に上る。
特に東京23区で増えており、前年比42・3%増加、全体に占める割合は3・7%で前年から2ポイント上昇した。
平均賃料は、マンションと一戸建てについては、すべての地域で普通借家よりも定期借家の物件の方が高い結果となった。特に差が大きい東京23区は、普通借家の平均賃料が11・76万円なのに対し、定期借家は22・03万円。平均面積も普通借家が36・43平方mに対して定期借家が57・94平方mある。また、礼金は普通借家よりも高い結果となった。一方、アパートについては、すべての地域で普通借家の方が平均賃料が安いという結果になった。