首都圏の1都3県で約100戸を管理するSEIJOHOME(セイジョーホーム:東京都文京区)は10月31日より賃貸管理の定額サービスを正式にスタートした。1戸あたり月額1000円(税抜き)で賃貸住宅の管理を行う。
1戸あたり1000円で提供
入居者募集や入居後の管理、入居者対応、賃料の回収など、通常の管理と変わらないサービス内容を提供していく。
すでに試験運用でサービスは提供しており、オーナーからの評判が良かったことから、本格実施となった。
馬場生悦社長は「ITによる業務効率化により、費用を削減できたことから管理手数料を定額にした」とコメントする。
例えば、入居者トラブルには「FaceTime(フェイスタイム)」や「LINE」などの通話サービスを使い、対応している。設備の不具合は提携する現地の事業者に交換依頼をすることで、遠隔での管理も可能だ。
今回の定額プランのデメリットは、空室期間中も管理手数料がかかること。そのため別プランとして空室中に管理費のかからない入居賃料の3%の管理サービスを用意している。
「管理手数料が安いからといってリーシング力が弱いということもなく、入居率も98~100%を維持している。先日、管理受託した物件は9戸中4戸が空室だったが1カ月で満室にした」と馬場社長は話す。
同社は、2024~25年の間に管理戸数1000戸を目標に掲げる。
SEIJOHOME
東京都文京区
馬場生悦社長(33)
(2022年12月5日3面に掲載)