空き家の買取再販事業を手がけるブランド『空き家買取専科』を運営するSweets Investment(スイーツ インベストメント:静岡市)は、5月18日にリースバックのサービス提供を始めた。
同社の空き家買取実績は、2018年が買取39件、再販32件、2019年が買取41件、再販35件。『空き家買取専科のリースバック』は、同ブランドの本体事業でリノベーションを施し、買い取った物件の価値を高めて市場に循環させられることが強み。敬遠されがちな海近物件なども、使用後の価値まで見極めて積極的に買い取る。
総務省の『平成30年住宅・土地統計調査』によると、静岡県の空き家数は28万1600戸で空き家率は16.4%と、全国平均の13.6%より高い。新型コロナウイルス禍による経済状況の悪化で、生活資金や事業費、子供の教育費の不足に陥っている人が、住まいを失うことなく生活できる手助けをするのがサービス提供の目的だ。
自宅を売却後に家賃を支払うことで引き続き住み続けられるリースバックは、買主を探す必要がないので、現金化までの期間が比較的短いのがメリット。買取代金は一括で支払われるため、ローン返済自体は問題なくてもまとまった現金が必要なときなど同サービスは有効だ。自宅を売りたいけれど近所の目が気になる、早めに相続対策をしたいといった人にも向いている。