無垢材で居住性を高め、青のガラスタイルでリラックス効果も

2014年07月05日 | リノベーション

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福岡県福岡市の「ニュー唐人コーポ」をリノベーションしたのはGood不動産(福岡県福岡市)。
ターゲットを絞らず、幅広い年代に好まれるシンプルな作りを心がけた。
コンセプトは「居心地のいい空間」。
地下鉄空港線唐人町駅から徒歩2分の場所に立つ同マンションは、鉄骨造4階建て。
今回リノベーションしたのは、1年間空室が続いたという1DKの一室だ。専有面積は20.4㎡。
「3点ユニットのため、物件検索ではじかれていました」と話す同社の谷崎誠氏。
まずはバストトイレを別に設け、洗濯機置き場も新設し、間取りを1Kに変更した。
続いて配慮したのは「居住性」。
福岡県は地理的に大陸からの黄砂や、現在ではPM2.5などを含む空気が舞い込みやすい場所。
そのため、健康面や居室の快適性に気を使う人が多いという。
そこで採用したのが無垢材だ。
調湿効果を持つ無垢材は、空気中の湿度を一定に保つ効果があり、結露やカビの発生も抑制できる。
床には無垢フローリングを、壁面の一面には粘土鉱物などの微細な孔を持つ原料を焼成した内装壁材「エコカラット」を取り付けた。
調湿効果のほか、臭いや、ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物を吸着する効果を持つため、生活面の快適性向上が期待できる。


【調湿効果のあるエコカラットを壁面に新設】
解体新書_Good不動産02.jpg

玄関正面の壁面には青のガラスモザイクタイルを張った。
「リラックス効果のある青色を使い、帰宅実に落ち着けるよう配慮しました」と谷崎氏は話す。


【青いガラスタイルが出迎えてくれる】
解体新書_Good不動産01.jpg

ベージュだったキッチンユニットにはグレーのダイノックシートを張り、居室一面にも同色のクロスをアクセントとして取り入れた。
竣工後5日で入居を決めた20代女性は「無垢フローリングの肌触りや香り、質感が気に入った」と入居理由を語る。

賃料は3万円から3万9000円に上がった。
工事費は99万円。

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